ほんとうにわかっているのは
「ほんとうにわかっているのは、わからないということだけかもしれないな」
「中途半端に知っていると、それにとらわれてとんでもない結論を引き出しかねないんだ」
バックパッカーのバイブル、沢木耕太郎さんの著書「深夜特急」での一説。
僕はこの言葉が大好きで、もう15年以上も胸にぶら下げて歩いてる。
この言葉はいつも僕に"得意げ"と傲慢さの無益と危うさ、
そして物事に対する謙虚さを思い出させてくれる。
昨日は僕の一つの顔TORAfic★signALLで
柏PALOOZAでLIVEでした。
結成8ヶ月、自分で言うのも変だけど
やっとTORAfic★signALLの歌に追いついて来た。
もちろん僕らは自分たちで制作から歌詞からやるから
そもそも自分達の楽曲なんだけど
歌ってる途中とかで
「あぁこの歌詞でこの雰囲気でこの出音なら、今はこういう風に歌おう」
とか、スッと俯瞰する自分がいる。背中の辺りかな?
その箇所は毎回違うから不思議、じゃ無いね。
LIVEは生き物。場所、スタッフさん、お客さん、
相方GA-HA-とDJの虎くんのニュアンス、
その都度、場のトータルが違うから
毎回正解が変わってるんだろうなぁ。
だから毎回その正解に「ビシッ」とアテていけないと。
当てられた時にはフロアに伝播する手応えもちゃんとある。
思い込みかもしれないけどね。
まだまだ勉強、精進。Submergence 表現の深淵まで。
もっともっと人を笑顔に、幸せに出来るはず。
勉強させてくれる、お客さん、忌憚なく指摘してくれる粋な仲間、
縁の下のスタッフさん。本当に恵まれてる、多謝。
最後にもうひとつ名言
「''将棋''というゲームをオレが どの程度わかってるかって事だろ」
「そうです」
「5%くらいかな 残り95%は未知だ」
「強い この人・・・」
漫画 ハチワンダイバーより
Enjoy yourself&Bless HAZEL
Photo graph by K-rejoice